1月14日・15日は信州長和町・・おたや祭り
― おたや祭と山車の由来
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長和町の古町(旧長窪古町)に所在する豊受社の例祭は、通称おたや祭として知られます。その起源は江戸時代末の、文政十一年(1828)の文書が、現在のところ最も古い記録として残されていますが、お祭はこれ以前よりかなり古くから行われてきたと考えられます。豊受社では伊勢神宮にならって、20年ごとに遷座祭が行われ、例祭は毎年1月14日の夕方から15日の昼頃まで行われます。
おたや祭には、庶民の生活が安定し、余裕が出てきますと、お祭りを盛んにするために山車が奉納されるようになります。旧家所蔵の天保六年(1835)の日誌に記載されています、「御田(旅)屋賑わし、かざり物数ヶ所美事也」との一文が、現在判っている最も古い山車の記録です。
山車は、素朴な農民美術を伝承する貴重な伝統文化として、昭和38年に長野県無形文化財選択に選ばれ、現在は区単位の5場所の保存会によって奉納されています.。
〜2009年の山車飾り付場面〜
第一場:上 宿/五条大橋 牛若丸と弁慶の対決の場 |
第二場:上中町/牛に引かれて善光寺参りの場 |
第三場:中 町/新田義貞 太刀を海神に捧げる場 |
第四場:下町・藤見町/武田晴信、長窪城を攻めるの場 |
第五場:桜 町/天地人 御館の乱出陣の場 |